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【重慶バンコク】東南アと欧州つなぐハブ

(1)重慶のホンダ、「中欧班列」利用

中国内陸部の重慶からラオスを経てタイ首都バンコクまでの2,800キロメートルを鉄道と路線バスで南下した。中国が開発を進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一環で、雲南省昆明からラオス首都ビエンチャンまで約1,000キロの鉄道が2021年末に完成する。昆明から800キロ先の重慶には、パソコン、二輪車、自動車生産で市(行政単位)としては世界トップ級の産業集積がある。この重慶とラオス、さらにタイが鉄道で結ばれるとどんな変化が予想されるのか。鉄道工事の進ちょく状況などとともに5回にわたり報告する。1回目は中国と欧州を結ぶ鉄道コンテナ輸送「中欧班列」で注目が集まる重慶の物流事情を取り上げる。【文・写真=遠藤堂太】

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