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エッソのVIC州ガス事業、勤務体制変更か

米石油大手エクソンモービルの子会社エッソ・オーストラリアが、英豪系資源大手BHPビリトンとジョイント・ベンチャー(JV)で進めるビクトリア(VIC)州バス海峡のガス事業で、現行の労働協約を打ち切り、オフショア労働者の勤務当番を「14日間働いて14日休む体制」に変更することを計画している。23日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

エッソは2016年に労働協約の打ち切りを模索していたが、オーストラリア労組(AWU)が同時期に無期限のストライキを行ったことで、VIC州政府から仲裁期間に入るよう命じられていた。今回、これが打ち切りとなったことで、労働協約をめぐる交渉が再開する運びとなった。

エッソは現在、オフショア労働者の勤務当番で「7日間働いて7日休む体制」を採用しているが、これを14日ずつに変更することで、交代回数を減らし人件費を削減したい考え。同社はこのほか、年75時間と定められている超過勤務の上限を取り払うことなどを検討している。

労組の関係者によると、エッソの経営陣は組合員らに対し、今週末までに現行の労働協約を打ち切る意向を示したという。実現すれば、労働者約250人の賃金が労使裁定(アワード)で定められた最低水準まで引き下げられる可能性があるが、エッソ側は向こう6カ月については、現行の賃金と労働条件を維持することを約束している。

エッソはまた、年約3%の賃上げを提示しているが、2014年以降、賃金がアップしていない労働者へのバックペイの支払いは行わないもよう。

■パトリック、違法ストで労組提訴

ストライキに関連しては、オーストラリアの港湾運営パトリックが先月末、海運労組(MUA)が昨年4月にシドニーのボタニー港で実施した違法ストライキにより、少なくとも400万豪ドル(約3億3,100万円)の損害を被ったとして、連邦裁判所へ提訴したもようだ。

訴えによると、MUAは当時、パトリックが同港から労働組合を排除することを恐れ、約1週間にわたりコンテナの積み下ろし作業を拒否。その後、24時間にわたるストライキを実施し、これにより776に上る穀物コンテナの輸出に影響が出ていた。

■エンジニアの雇用、東部州などで拡大

国内では2017/18年度を通し、エンジニアの雇用が大幅に増えた。18年6月には、鉱業・資源分野での雇用者数が、前年同月から34%増加。東部州のインフラ建設ブームが追い風となったほか、鉄鉱石輸出が堅調に伸びたことで、西オーストラリア州での雇用も増えた。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 運輸天然資源マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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