《日系進出》再春館製薬所、ドモホルンリンクル販売

漢方薬や化粧品販売の再春館製薬所(熊本県益城町)は4日、タイで基礎化粧品「ドモホルンリンクル」を販売すると発表した。海外での販売は3カ国・地域目で、東南アジアでは初めて。コールセンターのタイ語対応や商品が体験できる場の設置など、質の高いサービスで富裕層を取り込み、向こう3年でタイでの売上高で10億円を目指す。

記念撮影する再春館製薬所の西川社長(中央)ら=4日、バンコク(NNA撮影)

記念撮影する再春館製薬所の西川社長(中央)ら=4日、バンコク(NNA撮影)

商品はしわ・シミ専門の基礎化粧品8点で、6日から販売を開始する。熊本の本社で電話やインターネットを通じて注文を受け付け、日本から発送する。価格は1,800~4,500バーツ(約6,170~1万5,400円)で、日本と同水準に設定した。

コールセンターにはタイ語対応のスタッフ13人を置き、商品に関する質問や注文を受け付ける。バンコクのスクンビット・ソイ24には「ドモホルンリンクル・エクスペリエンス・スペース」も開設し、商品を実際に体験できる場やカウンセリングサービスを提供する。

商品は月3~4回に分けてタイに送り、バンコク東部バンナーの倉庫で保管。注文から3日以内にはタイ全土に配達できるようにする。

再春館製薬所の西川正明社長は、リピーターが顧客の大半を占める特徴を持つドモホルンリンクルの販売では、顧客との長期的な関係構築が重要になると指摘。親日であり、日本製品を好む傾向が高いことがタイでの販売の決め手となったという。

初年度のマーケティングには3億円を設定。テレビCMやウェブ広告、会員制交流サイト(SNS)を活用してブランドの認知度向上を図る。初年度に3日間の無料セットを8万5,000人に試してもらう目標を掲げ、顧客数で5,000人の達成を目指す。

タイでの販売に先立ち、昨年11月に現地法人のサイシュンカン・ファーマシューティカル(タイランド)を全額出資で設立。タイでの販売事業を手掛けていく。

■海外事業の売上高3割へ

西川社長はドモホルンリンクルの顧客が国内外で計33万人となる中、「(ドモホルンリンクルの)成長を後押ししているのは海外事業」と指摘。海外では2011年に香港、12年に台湾で販売を開始し、順調な売り上げを維持しているという。

同社の売上高のうち、海外事業が占める割合は7~8%。将来的には他の国での販売も視野に入れ、向こう10年で30%に拡大したい考えだ。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: 経済一般・統計化学・石化

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