中裕のエイズ治療薬、今月中にも米国で発売

エイズ治療薬の研究開発を手掛ける中裕新薬(タイメッド・バイオロジクス、TMB)は11日、同社のエイズ治療薬「TMB―355」が早ければ今月中に米国で発売できるとの見通しを示した。既に数千本の出荷準備を完了したという。

12日付経済日報が伝えた。中裕によると、米国とカナダでTMB―355の独占販売権を持つカナダの製薬開発企業、セーラ・テクノロジーズから近く受注する見通し。

証券筋によると、TMB―355の売上高は販売初年度で100億台湾元(約366億円)規模に上る可能性があるという。中裕は「国際的な大手企業による過去のエイズ治療薬の販売実績から、売れ行きは発売開始から4年目でピークに達するだろう」とみており、2021年には市場規模15億米ドル(約1,604億円)超が見込まれる。

TMB―355は抗体医薬品として注目されるモノクローナル抗体を活用した新薬で、多剤耐性のある疾病向けの希少疾病医薬品(オーファンドラッグ)「ブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)」として米食品医薬品局(FDA)から承認を受けていた。

米での販売に当たって、中裕は16年3月にセーラテクノロジーズと12年間の独占販売ライセンス契約を締結。18年3月には、同治療薬に対する「生物製剤承認申請(BLA)」がFDAから承認され、市販が可能になったと発表していた。


関連国・地域: 台湾米国
関連業種: 医療・薬品

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