オンライン家庭教師が人気、海外展開も視野

オンライン家庭教師の授業時のPC画面。講師と生徒が地理的にどんなに離れていても、オンラインを通じて互いの顔だけでなく、手元の教材やノートを見ながら授業が進められるのが特徴だ(株式会社シンドバッド・インターナショナル提供)

オンライン家庭教師の授業時のPC画面。講師と生徒が地理的にどんなに離れていても、オンラインを通じて互いの顔だけでなく、手元の教材やノートを見ながら授業が進められるのが特徴だ(株式会社シンドバッド・インターナショナル提供)

家庭教師事業やインターネット教育サービス事業を展開する株式社会シンドバッド・インターナショナル(東京都渋谷区)が、昨年夏からサービスを開始したオンライン家庭教師事業「家庭教師メガスタディ・オンライン」が好調だ。講師と生徒がどれだけ地理的に離れていてもオンラインを通じてお互いの顔のみならず、手元のテキストやノートを見ながら指導を行えるのが特徴。難関大学を目指す地方在住の生徒から人気を博しており、今年は約1,000人の受講を見込む。日本人生徒が多いアジアなど海外への展開も視野に入れる。

シンドバッド・インターナショナルは1995年に家庭教師の派遣事業を始めた。大学生などがアルバイトで行う家庭教師派遣業とは一線を画し、講師の95%をプロが占める。中には大学受験の参考書を執筆する大手予備校の講師経験者なども在籍し、早慶や「MARCH」と呼ばれる首都圏の有名私大など難関大学の受験生らが多く受講する。

近年になって手元のテキストなどを映せるカメラやITの技術が進歩し、インターネットの通信速度が上がったことを受け、同社は昨年7月、首都圏から離れた地方の生徒向けにオンライン家庭教師サービスの提供を本格的に開始した。生徒それぞれの理解度に合わせた学習内容やペースに対応できるのは、派遣型の家庭教師と同じ。模擬試験で合格する可能性が低い「E判定」だった山口県に住む女子生徒が、青山学院大学に合格するなどの実績もあった。

横山弘毅常務取締役は「地方では首都圏の難関大学の情報が不足しており、戦略的に受験勉強ができていない生徒が多い。日本でトップクラスのプロ家庭教師に教わり、大学合格を勝ち取りたいという地方の生徒からの問い合わせが相次いでいる」と、その反響の大きさに驚いているという。昨年は半年間で約100人が受講したが、今年は通年で約1,000人の受講を見込んでいる。

日本の地方のみならず、ネット環境などが整えば海外にいる日本人生徒にもオンライン家庭教師のサービスは提供できるため、近く海外展開を図っていく予定だ。中長期的には高校受験や中学受験向けにもサービスを拡大し、年間1万人の受講生を目標に掲げる。「首都圏と地方、日本と海外との教育格差を埋める手助けをしていきたい」と横山氏は意気込んだ。


関連国・地域: 日本
関連業種: 経済一般・統計IT・通信商業・サービス社会・事件

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