パビリオン・ガス、免許取得後初のLNG輸入

シンガポールのエネルギー関連企業パビリオン・エナジー傘下のパビリオン・ガスは7日、液化天然ガス(LNG)輸入の事業ライセンスを取得してから初めて、国内向けに輸入したLNGを受け取った。エネルギー市場監督庁(EMA)傘下のシンガポールLNGコーポレーション(SLNG)が西部ジュロン島で運営するLNGターミナルに、LNGカーゴ(積み荷)が到着した。

今回のLNGは中東のカタールガスからスポット契約で購入。再ガス化した上で、国内の顧客企業に供給する計画だ。パビリオン・ガスは◇発電◇石油化学◇バイオテクノロジー◇製薬◇製造――など国内の各産業で消費される天然ガスの3分の1を賄っている。

同社は昨年10月、英・オランダ資本の石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル傘下のシェル・イースタン・トレーディングと共に、第2弾となるLNG輸入の事業ライセンスを正式に取得し、独占的な輸入が認められている。契約期間は3年で、最大で年100万トンの供給が可能。同8月には、SLNGからLNGターミナルの貯蔵タンクの一部を使用する権利を得ていた。

シンガポールは、発電燃料の大部分を天然ガスに依存している。これまではマレーシア、インドネシアとのパイプラインを通じた輸入に頼ってきたが、政府は安定供給を図るため天然ガス調達先の多様化を進めている。第1弾の独占的なLNG輸入業者には2008年、英ガス・石油大手BGグループが指名されており、供給量は最大で年300万トンだった。


関連国・地域: シンガポール中東
関連業種: 経済一般・統計天然資源電力・ガス・水道政治

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