• 印刷する

住友重機、CFBボイラー導入でセミナー

住友重機械工業は5日、火力発電所に用いる循環流動層式(CFB)と呼ばれるボイラーに関するセミナーをインドネシアの首都ジャカルタで開催した。政府省庁関係者のほか、発電、建設などの業界から合計150人以上が参加した。

今年3月にオランダのボイラー会社、FWエナジーを買収して以来、住友重機が各地で開催しているセミナーの一環。インドネシアでの開催は初めて。

セミナーでは、住友重機が手掛けるCFBボイラーと既存の微粉炭(PC)ボイラーの相違点について他国での実績や科学的な比較を用いて説明した。

住友重機の担当者によると、CFBボイラーは底部から空気を吹き込み、燃料を均一に混合することで、木質バイオマスや廃プラスチックなどさまざまな種類の再生エネルギー燃料を効率よく燃焼させることができる。既存のボイラーより導入コストはかかるものの、インドネシアで多くの埋蔵量がありながら、これまで利用が進んでいなかった低品位炭の利用促進が期待されるという。同担当者はさらに、窒素酸化物や一酸化硫黄などの排出を抑制できることや、ボイラー内に付着物が発生しにくいことから整備点検のコストを抑えられることを強調した。

住友重機はインドネシアで、国営鉱山アネカ・タンバン(アンタム)が東南スラウェシ州ポマラアに建設したフェロニッケル製錬所の発電所と、東カリマンタン州タンジュン地区に独立系発電事業者(IPP)が建設中の石炭火力発電所にCFBボイラーを納入している。

現地法人スミトモ・ヘビー・インダストリーズ・インドネシアの石井勝社長はNNAに対し、インドネシアで政府が3,500万キロワット(kW)の電力開発計画を推進しているほか、工業団地の自家発電設備、さらにはバイオマス発電でも導入の動きが高まっており、「産炭国で火力発電への需要が世界的に高い地域として、インドネシアで積極的にCFBボイラーを売り込んでいく」と述べた。来年以降も同様のセミナーを開催するほか、来年ジャカルタで開催予定の電力産業展示会「パワージェン(POWER―GEN)アジア」でもフォーラムを開く考えを示した。

セミナー冒頭でスピーチするスミトモ・ヘビー・インダストリーズ・インドネシアの石井社長=5日、ジャカルタ(NNA撮影)

セミナー冒頭でスピーチするスミトモ・ヘビー・インダストリーズ・インドネシアの石井社長=5日、ジャカルタ(NNA撮影)


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: その他製造天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

重機大手、デジタル化を加速 アフターサービス強化で競合対抗(09/20)

日産自動車、半年以上前に一部工場を閉鎖(09/20)

未曽有の経済危機に備えよ 投資家ジム・ロジャーズ氏が警鐘(09/20)

中銀が5.25%に利下げ、3カ月連続(09/20)

容疑者認定の青年・スポーツ相が辞任(09/20)

第2チカンペック高速道、10月から試験運用(09/20)

運輸省、自家用車の排ガス検査を義務化へ(09/20)

ガルーダ、航空貨物のプラットフォーム開設(09/20)

西ジャワの経済特区開発に日系誘致=州知事(09/20)

バンドン高速道、土地買収遅れ着工に影響(09/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン