〔ハラル情報〕JICA、ハラル対応サケ皮チップ事業を支援

水産物加工を手掛ける江戸屋(北海道帯広市)と地場食品加工ジャビ・ライス(クダ州)は24日、ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)対応サケ皮チップのOEM(相手先ブランドでの製造)契約に調印した。マレーシアで生産した製品は、日本に逆輸入して販売する。

ハラル対応サケ皮チップの生産でOEM契約を結んだ江戸屋の塩野谷社長(右から3人目)ら=24日、クアラルンプール(NNA撮影)

ハラル対応サケ皮チップの生産でOEM契約を結んだ江戸屋の塩野谷社長(右から3人目)ら=24日、クアラルンプール(NNA撮影)

帯広商工会議所が実施する国際協力機構(JICA)技術協力事業「フードバレーとかちを通じた地域ブランドとハラル対応による産業活性化および中小企業振興プロジェクト」の一環。24日にクアラルンプールでJICAがOEM契約調印式を開催した。

江戸屋はこれまでJICA事業を通じ、「マレーシア国際ハラル見本市(MIHAS)」でハラル食材のサンプルを展示するなど、ハラルに対応した食材の開発や東南アジアでの販売の可能性について検討してきた。15年のMIHASでサケ皮チップを出品したところ、ジャビ・ライスが生産に名乗りを挙げたという。両社は今年2月から試作品の製造に着手し、ジャビ・ライス側の提案でマレーシアの消費者に受け入れられやすいカレー味の製品を打ち出すなど、試行錯誤を重ねてきた。商品化に一定のめどが立ったことから、OEM契約に至った。

同製品は、原料を日本から輸入してマレーシアで生産し、当面は江戸屋が持つ日本の販売チャネルに卸していく。江戸屋の塩野谷和男社長によると、「2020年の東京五輪を前に、イスラム教徒(ムスリム)観光客も増えていることから、ハラル認証製品の需要が見込める」という。

ジャビ・ライスの生産体制の整備と、来年半ばに予定しているイスラム開発局(JAKIM)からのハラル認証取得後に、本格的な生産を開始する。本格稼働後は、日本市場だけでなく、マレーシアやその他イスラム圏への輸出も視野に入れていく。


関連国・地域: マレーシア日本
関連業種: 食品・飲料農林・水産観光・娯楽社会・事件

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