初の鳥インフル確認、鶏など40万羽殺処分

フィリピンの農業省は11日、ルソン島パンパンガ州で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)への感染が確認されたことを受け、鶏やウズラなど40万羽を殺処分すると発表した。フィリピンで大規模な鳥インフルエンザ感染が確認されたのは初めて。同州は非常事態宣言を発令した。ヒトへの感染は報告されていない。

12日付地元各紙によると、農業省はパンパンガ州サンルイスのウズラ飼育場で鳥インフルエンザが発生したと発表した。5月初頭からこれまで、既に約3万7,000羽の家きんが死んだという。ウズラやカモの大量死が確認された農場の周囲1キロメートルで飼育する家きん約40万羽を全て殺処分する。

農業省は感染拡大を防ぐため、ルソン島から他地域への家きんの輸送を禁止。サンルイスから半径1キロメートル以内を検疫区域、7キロ以内を監視区域に定め、家きんの出入りを禁止した。

ピニョル農業相は、「発生源をまだ特定していないものの、渡り鳥か、中国から密輸されスービック港に荷揚げされたカモの可能性がある」と指摘した。

マニラ首都圏ケソン市バリンタワクなど一部の市場では、買い手が購入を控えたため、鶏肉価格が1キログラム当たり140~150ペソ(約300~320円)から120ペソに下落した。フィリピン・スーパーマーケット連合協会(PAGASA)によると、鶏の供給量は鳥インフルエンザの発生により最大40%低下する見込みという。

保健省はヒトへの感染は確認されていないものの、野鳥や養鶏場などに近づかないよう注意を喚起した。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 食品・飲料医療・薬品農林・水産社会・事件

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