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商船三井など3社、マニラ港からコンテナ回収へ

商船三井など海運会社3社がマニラ港に滞留する空のコンテナを回収している。同港ではマニラ市が実施したトラック規制による混雑の影響で、先月末時点で空のコンテナが最大で2万2,000個滞留。コンテナがヤードに占める占有率は96%に上昇している。港湾運営会社インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)などもコンテナを周辺地域に移動することを提案。各社がマニラ港の混雑解消を急いでいる。

フィリピン港湾庁(PPA)によると、商船三井、シンガポール系パシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)、台湾系の長栄海運(エバーグリーン・マリン)の3社が8月15日までに空のコンテナを回収する。順調に進めばマニラ港に置かれるコンテナのヤード占有比率は96%から80%まで下がる見込みという。

商船三井の担当者は5日、NNAの取材に対し、「先月末から今月初めに自社のコンテナを回収した」とコメント。タイ東部チョンブリ県のレムチャバン港に移動させると明らかにした。回収に伴う費用の分担先などに関しては非公表という。

マニラ港の混雑は向こう3~4カ月は続く見通し。PPAは、同港の沖合で海運会社12社のコンテナ船が待機しており、寄港までには1隻当たり5~10日の期間が必要とも報告している。

フィリピン側では、ICTSIがスービック湾自由港のターミナルの一部を空コンテナの置き場として提供しているほか、フィリピン経済区庁(PEZA)もカビテ州にある土地5.2ヘクタールを仮置き場として提案している。

■輸入コンテナ7.5万個が滞留

一方で、マニラ港の一部であるマニラ・インターナショナル・コンテナ・ターミナル(MICT)に輸入コンテナが約7万5,000個滞留していることが分かった。いずれも手続きは完了しているが、引き取り業者が少ないことが背景にあるという。

現地紙スターなどによると、税関局(BOC)のセビリヤ局長は、通常は1日当たり5,000個のコンテナがトラックで引き取られるが、今月3日(日曜日)の引取量は500個にとどまったと指摘。BOCが休日返上で週7日業務を行っていることに言及した上で、輸入業者は週末もコンテナを引き取るよう呼び掛けた。

マニラ港の混雑をめぐっては、米国商工会議所(AMCHAM)が損失コストに関する報告書の作成を計画している。デビッド・ヒンチリフ上級理事は現地紙ビジネスミラーに対し、「来月に公表する」と話した。


関連国・地域: 台湾シンガポールフィリピン日本
関連業種: 運輸小売り・卸売りサービス

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