ベトナムのアルミ産業が変革期を迎えている。ボーキサイトの埋蔵量は世界2位にもかかわらず、従来はアルミ製品の材料となる新地金を輸入に頼っていたが、政府は精錬や電解といった川上工程の振興に本腰を入れ始めた。中部では民間企業が国内初となるアルミナの電気分解工場を建設中で、稼働すれば新地金の国内生産が可能になる。これまで輸出に回されてきたアルミナを国内で電解できるようになれば、ボーキサイトの有効活用の道が開かれ世界のアルミサプライチェーン(供給網)での地位向上が期待できる。
ベトナムのアルミ産業が変革期を迎えている。ボーキサイトの埋蔵量は世界2位にもかかわらず、従来はアルミ製品の材料となる新地金を輸入に頼っていたが、政府は精錬や電解といった川上工程の振興に本腰を入れ始めた。中部では民間企業が国内初となるアルミナの電気分解工場を建設中で、稼働すれば新地金の国内生産が可能になる。これまで輸出に回されてきたアルミナを国内で電解できるようになれば、ボーキサイトの有効活用の道が開かれ世界のアルミサプライチェーン(供給網)での地位向上が期待できる。