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観光に打撃続き、健康懸念も

チェンマイ大気汚染改善へ(上)

タイ北部の観光都市チェンマイの大気汚染が今年も深刻だ。県政府によると、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度は前年比で大幅に低下したが、依然として安全基準値を大きく上回っている状況。観光業界関係者は、今年も大気汚染の悪影響が続いていると口をそろえる。一定以上の所得のある家庭には空気清浄機が普及しているものの、マスク未着用の市民も多く、長期暴露による健康被害リスクの上昇も懸念される。【天野友紀子】