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【日印国交70年】女性の社会進出にも貢献

デリーメトロ、建設費半分は円借款

日印協力のシンボルがインドの首都ニューデリーを貫いている。2002年12月に運行を始め、今月で開業20年を迎えたデリーメトロ(都市鉄道)だ。計12路線286駅があり、通勤や通学など1日当たり約506万人(19年)が乗車。女性の社会進出にも役立っている。全長は約390キロメートルに達し、日本の東京メトロ(195キロ)と都営地下鉄(109キロ)の合計より長い。実はこのデリーメトロ、総事業費約1兆7,377億円(進行中の4期工事を含む)の5割弱に及ぶ約8,251億円は円借款で賄っている。【鈴木健太】