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熱々ご飯を自販機で世界へ

香港新興企業、和風弁当で挑む

香港政府系ハイテク産業団地の数碼港(サイバーポート)にある1軒の弁当店。昼休みになれば周辺企業で働くIT人材が続々と昼ご飯を買いにやって来る。一見ありふれた光景だが、店内には忙しく総菜を盛り付ける店員の姿も商品を積み上げたショーケースも見当たらない。代わりにあるのは自動販売機。しかも売っているのは「ハンバーグ弁当」「照り焼きチキン弁当」といった日本でおなじみの弁当だ。できたて熱々の和風弁当を自販機で――。香港発のスタートアップが斬新な発想で世界を目指す。【蘇子善、福地大介】