ミャンマー【ミャンマー市場】周辺国で唯一「後発開発経済国」ステータスが継続されるミャンマー。その影響は? (第30回)経済マクロ経済政治一般政策・法律・規制外交■後発開発経済国(LDC)とは ミャンマーの経済発展が遅れる一方で、日系企業が市場展開の際にミャンマーと比較することが多いラオス、カンボジア、バングラ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】政変後の海外投資(FDI):中国が5割を占める 第29回経済統計設備投資政治一般政策・法律・規制外交軍事政権になっても海外直接投資(FDI)の呼び込みは国民民主連盟(NLD)政権時と変わらず、最も注力している政策の一つである。FDIは、国外企業からの…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】ミャンマーの宅配市場は伸びるのか 第28回経済マクロ経済陸運政策・法律・規制■民間の大手宅配事業者 ミャンマーの宅配業界における民間大手事業者は3社(図表1の上位3企業)から始まった。いずれも2000年代に設立された。当初は国営の…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】輸出向けアパレル産業はバングラデシュに追いつけるか? 第27回繊維貿易繊維■伸びるミャンマーのアパレル輸出。他国と比べると? 政変後の経済下で重要性が高まっている産業の1つがアパレル(衣料品)産業であり、ミャンマーの輸出全体…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】ミャンマー産コーヒー輸出は拡大するか 第26回食品マクロ経済食品・飲料■注目が集まるミャンマー産コーヒー 例年1~3月はミャンマー国内のコーヒー豆の収穫・出荷時期にあたる。2020―21年度は、世界最大コーヒー生産国ブラジルの…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】乳製品市場の現状と課題 第25回食品食品・飲料農林・水産卸売り小売り ■最大手は地場系メーカー 最大都市のヤンゴンで、日本と同等の品質の乳製品を探すと、ほとんどが輸入品であり、金額も日本の1.5~2倍程度することに驚く…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】たばこ市場と政変の影響 第24回PICK UP経済マクロ経済■高い喫煙率 ミャンマーでは喫煙者が多く、全世界平均の約2倍に上る。たばこには、一般的な紙巻きたばこ(シガレット)だけでなく、ミャンマーで普及するかみ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】ASEAN系メーカーが存在感をみせるスナック菓子市場 第23回食品食品・飲料■拡大を続けるスナック菓子市場 ミャンマーでは、過去10年間で消費者の嗜好(しこう)の変化と外資メーカーの参入により、キャンディー、チョコレート、チップ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】地方都市タウンジーの市場性 第22回経済マクロ経済自動車食品・飲料農林・水産小売り ■人口では第5都市 タウンジーは、ミャンマー北東部シャン州の州都で同州最大の商業都市である。タウンジーは、ミャンマー語で「高い山」という意味にあるよ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】Eコマースは伸びるか? 第21回商業マクロ経済IT一般通信小売り新型コロナウイルス禍中に実店舗購買が簡便にできなくなったことで、東南アジア諸国連合(ASEAN)では電子商取引(EC)利用の潮流が一層加速した。 AS…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】財閥ヨマグループ(2) 第20回不動産開発事業の現状と展望経済マクロ経済決算不動産建設・プラント■売上の5割超を占める主力事業 不動産開発はミャンマーのヨマグループ創業時からの中核事業であり、Yoma Land(ヨマランド)が開発を担う。不動産事業を統括す…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】財閥ヨマグループ(1) 第19回沿革とコロナ禍・政変の影響経済マクロ経済金融一般その他サービス不動産小売り外食・飲食■サージパン氏率いる財閥 ミャンマーにおいて国際的に知られる財閥といえば、ヨマグループが真っ先に挙げられ、創業者で現会長のサージパン氏を知らないビジネ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】ミャンマーとタイの経済関係 第18回経済マクロ経済貿易■天然ガス頼りの輸出 ミャンマーにとってタイは、中国に次ぐ貿易相手国である。ミャンマーから最大輸出国の中国への輸出は農産物、衣類、鉱物資源などでバラン…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】米国のミャンマーでの存在感 第17回経済マクロ経済IT一般機械建設・プラント政治一般外交■米国との経済関係は相対的に小さい クーデター直後に波及した民衆のデモ活動では、多くの人々が諸外国の大使館、中でも米国大使館にその多くが押しかけ、民主…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】教育セクターの現状と課題 第16回経済マクロ経済IT一般電子・コンピューター通信その他サービス教育政治一般政策・法律・規制■外資が教育事業に参入 コロナ禍による経済困窮以前には、経済発展がもたらす所得向上から子どもに教育費をかける家庭が増えた。定期的に実施する中間層におけ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】モバイルマネー利用は進むのか? 第15回経済マクロ経済IT一般通信金融一般■モバイルマネー利用は拡大 新型コロナウイルス禍において、KBZペイ、CBペイ、ウェーブマネーなどモバイルマネーの利用が拡大している。昨年から始まった…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】翡翠輸出にみる国軍の利権と課題 第14回鉄鋼マクロ経済貿易宝石・宝飾品政治一般軍事外交■大半が中国に輸出 イギリスの非政府組織(NGO)であるGlobal Witnessが2015年に出した調査レポートはミャンマー関係者にとって驚きだった。ミャンマー産翡…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】拡大する固定ブロードバンド需要 第13回経済マクロ経済IT一般電子・コンピューター通信政治一般政策・法律・規制■周辺国では低い固定ブロードバンド普及率 国軍によるクーデター後、情報統制のためにミャンマー国軍によって携帯電話の通信ネットワークは遮断されたが、光フ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】出稼ぎ労働者による送金需要の拡大 第12回経済マクロ経済金融一般雇用・労務■約500万人がGDP比4%弱を仕送り 新型コロナウイルスの感染拡大前、日本からミャンマーへの直行便に乗ると、技能実習や人材に関わるビジネスの話が周囲から…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】政変の影響 国軍の支持層はいるのか? 第11回政治マクロ経済社会一般政治一般軍事外交■国軍系政党の支持層はいるのか 国軍がクーデタ―を引き起こす1つの要因となった2020年11月の総選挙では、争われた476(注1)の議席数のうち、33議席(全体の…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】政変の影響 消費者のボイコット活動との向き合い方 第10回経済マクロ経済社会一般政治一般軍事■NGOなどが軍と接点のある企業情報を公開 ミャンマー国軍によるクーデターに対する市民不服従運動(CDM)の一環として、ミャンマーの消費者によって軍系…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】政変の影響 打ち砕かれたミャンマー国民の期待(特別編)政治社会一般政治一般軍事 ■コロナ禍で既に苦しむミャンマー経済 民主化と逆行するクーデターが世界中のメディアで流れ、米国や諸外国による経済制裁措置が発動される可能性も高まって…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】製薬業界の現状と展望 第9回医薬マクロ経済貿易保健医療卸売り小売り■医薬品全体の約4割はインドから輸入 コロナ禍により、脆弱(ぜいじゃく)なミャンマーの医療体制が浮き彫りになったが、医薬品については軍事政権時代から輸…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】タイCPがけん引するファストフード市場 第8回サービスマクロ経済農林・水産外食・飲食■KFCやロッテリアをしのぐCP系チェーン ミャンマーでは、欧米系だけでなく韓国系やタイ系などの外食ブランドが多く進出している。中でも価格帯が安価なフ…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】ヤンゴン不動産市場概況 第7回建設マクロ経済建設・プラント政策・法律・規制■価格高騰から一転、調整期に ヤンゴンにおける不動産価格は、2012年前後から経済開放を見越した期待感に加え、外資の投資金が加わることで売買が過熱した。不…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】総選挙後のビジネス環境 第6回経済マクロ経済選挙■ミャンマー市場、再評価期の到来 ミャンマーでは5年に一度の総選挙が近づいている。11月に予定される総選挙を機に、ミャンマー市場のポテンシャルを再分析す…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】堅調に拡大する化粧品市場 第5回経済マクロ経済医薬品■化粧品市場は堅調に成長 ミャンマーで化粧品市場が拡大している。ミャンマー国内で販売される化粧品の大半は、中国、韓国、タイやインドネシアからの輸入品が…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】コロナ禍による消費者への影響 第4回経済マクロ経済■コロナ禍が9割超の世帯の家計を圧迫 ミャンマーでは、外出自粛規制が解除されるなど徐々に経済活動が回復している。ただし一連の感染拡大対策による経済活動の…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】政府のデジタル化推進の取り組みと展望 第3回経済マクロ経済IT一般通信政治一般政策・法律・規制□ 民間セクターがIT化を先導 □政府のデジタル化はいかに? ミャンマーではITサービスの発展が目覚ましい。大都市では、グラブなどのタクシー配車サー…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】コロナによる経済と企業活動への影響 第2回経済マクロ経済IT一般通信保健医療~ミャンマーは“90%エコノミー”を維持できるか~ ミャンマーでは脆弱(ぜいじゃく)な医療体制を背景に、政府は経済を犠牲にしつつも、刑罰も伴う夜間の外出規…
ミャンマー【ミャンマー市場の今】アルコール飲料 第1回経済マクロ経済統計食品・飲料~女性のアルコール消費拡大をいかに取り込むか~ ◇今月の数字: 約4.8リットル (ミャンマーにおける年間の純アルコール消費量、世界保健機関=WHO) □1…