メキシコに本拠を置く中南米最大規模の飲料メーカー、コカ・コーラFEMSA(CCF)はこのほど、コカ・コーラ・ボトラーズ・フィリピン(CCBPI)を6億8,850万米ドル(約574億3,500万円)で買収すると発表した。
ビジネスワールドなどによると、CCFは来年初めまでに米コカ・コーラが保有するCCBPIの株式51%を取得する予定。さらに、◇CCBPIの操業に責任を負う◇CCBPIの残余株(49%)を今回の取引完了後7年以内に取得するオプションを行使できる――ことなどについて、米コカ・コーラと合意したもようだ。
CCFが中南米以外に本格進出するのはフィリピンが初めて。これまでは本拠地メキシコの他、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、ニカラグアなどで事業を展開していたが、「1人当たりのコカ・コーラ消費量が多く、経済的な発展とともに将来的な成長が期待できる」ためフィリピン進出を決めたと説明している。
CCBPIは現在、23カ所で工場を操業。今年の販売目標は約5億3,000万ケースとしている。
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