フィリピン、タイ、インドネシアの東南アジア諸国連合(ASEAN)3カ国の砂糖産業界は、2015年に計画されているASEAN経済共同体の構築を前に、砂糖をめぐる共同研究などに取り組むため、ASEAN砂糖連盟(ASA)を結成した。ABS―CBNなどが伝えた。
7日にタイのバンコクで開かれた結成会合では、会長にはタイ・シュガーミラーズ(TSMC)のチュートポン・シリウィット氏を選出。副会長にはフィリピンの製糖大手ロハス・ホールディングス(RHI)のペドロ・ロハス氏が名を連ねた。
ASAは、食料のほかバイオ燃料としての需要も高まっているサトウキビや砂糖、関連製品について、栽培・製糖の技術向上や気候変動といったビジネス環境の変化に対応するための調査研究を実施。15年のASEAN経済共同体の構築を目指す各国政府に対して、砂糖業界の立場から助言などを行う。
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