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夏の北海道旅行ツアー、価格高騰で売れ行き鈍化

夏の旅行シーズンにも関わらず、今年は北海道旅行ツアーの販売が例年より鈍いことが旅行会社各社の統計で分かった。アジア他都市のツアーより価格が高く設定されていることが原因で、一部旅行会社は値下げ販売も開始した。3日付経済日報など台湾各紙が伝えた。

易飛網国際旅行社(ezフライ)のサイトによると、8月のアジア各都市のツアー旅行価格は4泊5日の場合、香港やタイのバンコクが1人1万5,000台湾元(約5万9,000円)、中国の上海が1万9,000元前後などとなっているのに対し、北海道は2万4,000~4万元と大幅に高い設定。このため既に秋のツアーの販売も開始したが、8月のツアーが埋まらない状況で、業界ではこのまま日本旅行ブームが冷めるのを懸念する声もあるという。

同社の広報担当者はNNAに対し「価格を高く設定しすぎたため、北海道行きを計画していた客が他の都市や国に流れているのは事実」と説明。このため同3泊4日1万9,900元の特価プランを発売し、こちらは3日午後現在で、22日発と29日発が売り切れたと話した。特価プランは、墜落事故によりイメージが低下している復興航空(トランスアジア)を利用することで、他の航空会社の便より安値を実現できたという。

雄獅旅行社(ライオントラベル)の北海道ツアーも、8月は4泊5日で1人3万~5万元の設定で販売しているが、売れ行きは芳しくない。同社の游国珍・副総経理は聯合報に対し「昨夏は日本ツアーでホテルの客室や団体向けバスが確保できず混乱が生じた反省から、今年は北海道旅行がオンシーズンに入る前に高値で客室やバスをおさえた」と説明。このためコストが増大し、容易に値下げはできない状況という。

■札幌近郊も宿泊エリアに

北海道庁経済部観光局によると、日本でも夏休みシーズンに入った7月下旬以降は札幌市内を中心にホテルの予約が取りづらい状況が続いており、価格の高騰もあって今年は特に石狩市、北広島市といった札幌周辺に位置する地域の宿泊施設を外国人観光客が利用する例が目立っている。もっとも、現時点で宿泊やバス手配に関するトラブル事例は報告されていないという。同局国際観光グループの担当者はNNAに対し「北海道は年間を通じて観光資源が豊富。台湾をはじめとする海外の旅行関係各社には、旅行客の来訪時期が分散されるよう、春や秋の魅力を交えながらお願いしている」と話した。

北海道バス(札幌市)の営業担当者は「今年から外国人観光客向けの事業を強化し、運転手や車両も補充した」と説明。バスに関しては本州のように隣接した都道府県の運営会社同士で融通し合うことができないハンディがあるが、「需給がひっ迫した昨年や一昨年の教訓から、各社とも可能な範囲で受け入れ体制を強化している。混乱はないだろう」と話した。


関連国・地域: 台湾日本
関連業種: 観光メディア・娯楽

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