2023年のベトナムの鉄鋼市場は、国内の不動産・建設不況のあおりで需要が低迷し、多くの鉄鋼メーカーが業績不振に苦しんだ。JFEスチールベトナムの芳木泰正社長はNNAのインタビューで、24年の鉄鋼市場について「政府の景気刺激策によって公共事業分野で底打ち感が見られるものの、民間の不動産市場の回復の足取りは鈍く、当面は低空飛行が続く可能性が高い」と述べ、本格回復は早くても25年以降と予想した。厳しい環境が続く中、今後需要の拡大が見込まれる風力発電案件など新たな分野で販路拡大を急ぐ方針だ。
2023年のベトナムの鉄鋼市場は、国内の不動産・建設不況のあおりで需要が低迷し、多くの鉄鋼メーカーが業績不振に苦しんだ。JFEスチールベトナムの芳木泰正社長はNNAのインタビューで、24年の鉄鋼市場について「政府の景気刺激策によって公共事業分野で底打ち感が見られるものの、民間の不動産市場の回復の足取りは鈍く、当面は低空飛行が続く可能性が高い」と述べ、本格回復は早くても25年以降と予想した。厳しい環境が続く中、今後需要の拡大が見込まれる風力発電案件など新たな分野で販路拡大を急ぐ方針だ。