【ビジネスノート】タイ産クラフトビール 規制緩和の一歩に乾杯
小規模な醸造所が追求した個性的な味が楽しめるとして、近年人気のクラフトビール。しかし、タイのビール市場でそのシェアは1%にも満たない。酒造関連の規制が厳しく、小規模事業者の新規参入が困難だったためだ。財閥系大手による寡占状態が続き、市場競争が妨げられているとの声も上がる中、政府は昨年末に規制の緩和を決めた。業界関係者は「クラフトビールの不毛の地」からの脱却に期待を寄せる。(NNAタイ副編集長 坂部哲生、Jaruwit SU-NGAM)