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コメ価格急騰、市民生活を直撃

ミャンマーで、コメ価格が上昇している。市民に人気の高級品種は7月から3割を超える値上がり幅を記録した。現地通貨安や世界的な原油高を背景にした物価高にあえぐ市民の生活を一段と圧迫する状況となっている。米系メディアのラジオ・フリー・アジア(RFA)が15日伝えた。

最大都市ヤンゴンでは、北西部ザガイン管区シュエボー産の高級品種であるシュエボー・ポーサン種が現在、1袋(約50キログラム)9万チャット(約5,800円)で取引されている。10万チャットまで上昇することもあるという。7月1日時点で6万6,000チャット、昨年2月のクーデター前には5万2,000チャットだった。

低品質米の価格も高騰している。ヤンゴンでは現在、約4万5,000チャットで販売されている。従来は約2万5,000チャットで上昇幅は8割に達する。

シュエボー・ポーサン種は、北西部ザガイン管区のシュエボー郡区やタゼ郡区など、国軍と武装勢力との戦闘が特に激しい地域で栽培されている。住民によると、国軍が直近の数週間に地域内で家屋などを焼き払ったため、コメの作付けができなかった農家が少なくない。別の住民は、「国軍の攻撃から命がけで逃げてきた」と述べ、農地の多くが放置されていると語った。

米どころの中部エヤワディ管区では、雨期にもかかわらず干ばつが発生した。現地通貨安などを背景に、輸入依存度の高い燃料や肥料が値上がりする中、生産コストの増大を負担できない農家も増加。作付面積が縮小しているという。

コメの値上がりは、低所得者層の生活を直撃している。ある住民は、「肉体労働者はまず職を得て、仕事後にようやくコメが買える」と苦しい生活状況を語った。

ミャンマー・コメ連盟(MRF)のイェミンアウン会長は、コメ高騰の原因を新型コロナウイルスの感染拡大、政情不安、肥料や燃料の値上がりと指摘。「肥料価格は3倍になった。電力供給が減少し、精米所では発電機を使わざるを得ない」と語った。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: 食品・飲料農林・水産マクロ・統計・その他経済

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