物流会社の日新(横浜市)はこのほど、インドネシア法人の日新ジャヤインドネシアが運営する倉庫が、同国のイスラム教聖職者組織、インドネシア・ウラマ評議会(MUI)からハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証を取得したと発表した。
ハラル認証は3月16日、西ジャワ州チカランの中国インドネシア統合工業団地(KITIC)で運営するKITIC倉庫について取得した。同倉庫は常温倉庫で、面積はメイン棟が7,800平方メートル、臨時貸借棟が2棟で3,915平方メートルの合計1万1,715平方メートル。2014年7月に運営を開始した。
倉庫では現在、ハラル製品では高吸水性樹脂や食品、ノンハラル製品では白物家電用レジンや潤滑油などを取り扱っている。
日新本社の広報担当者によると、KITIC倉庫は今後も、ハラル製品に限定せず、ノンハラル製品もともに扱う予定という。
日新ジャヤインドネシアへの日新の出資比率は90%で、残りを合弁パートナー会社が出資している。
日新はインドネシアで、04年に設立した子会社のインドネシア日新も事業を展開している。国際輸送や国内輸送などの事業を手がけており、ハラル対象食品も取り扱っている。
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