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電池パスポートで熾烈な争い、伊藤忠総研深尾氏

伊藤忠総研の深尾三四郎・上席主任研究員は8日、日本記者クラブ主催の会見で、自動車業界における脱炭素に関して語った。深尾氏は電気自動車(EV)について、EVに搭載した電池の品質価値基準となる「電池パスポート(バッテリーパスポート)」の仕組みづくりで世界の自動車業界は熾烈(しれつ)な争いになっていると指摘。EVを何万台生産するかという「ものづくり」ではなく、「価値づくり」や「ルールづくり」で日本が戦略的に取り組む必要性を強調した。