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ウクライナ情勢の混乱、中国養豚業に打撃も

ウクライナ情勢の混乱が中国の養豚業の業況を悪化させる恐れがある。中国は飼料原材料のトウモロコシをウクライナから大量に輸入しており、同国からの供給停滞は飼料価格の高騰につながる。中国の養豚業は直近の業況が芳しくなく、コスト上昇は企業の経営をさらに圧迫することになる。第一財経日報(電子版)が伝えた。

中国は2021年にウクライナから824万トンのトウモロコシを輸入。中国のトウモロコシ輸入量全体の約3割を占めた。

ただ、ウクライナからの農産品の供給は停滞する見通し。光大証券はロシアによるウクライナ侵攻で「ウクライナの農産品の生産は大きな影響を被る」と指摘。情勢の混乱が各種農産品の価格を押し上げると見通した。

世界の穀物価格はもとより上昇基調にあり、中国の飼料販売会社は侵攻前から既に値上げに動いている。東欧の情勢混乱は、こうした値上げの波を長期化させるもようだ。

影響が懸念されるのは養豚業者。中国の養豚業者は以前から飼料などのコスト上昇と豚肉価格の下落という二重苦に悩まされている。

養豚各社の経営は苦しく、大手の温氏食品集団は21年12月期本決算(速報値)の純損益が約133億元(約2,430億円)の赤字になると発表した。飼料価格がさらに上昇すれば、各社の経営は一層苦しい状況に置かれることになる。

■中欧班列、キャンセルの動きも

物流面でも、ウクライナ情勢の影響が出ている。

中国の物流業界の関係者は、中国と欧州を往来する国際貨物列車「中欧班列」を使った貨物輸送のキャンセルが24日以降に相次いだと明らかにした。顧客は中欧班列以外の輸送手段に切り替えるとみられる。

関係者によると、顧客はロシアを通って輸送されてきた製品が西側諸国の経済制裁の対象になることを懸念しているという。


関連国・地域: 中国-全国ロシア欧州
関連業種: 食品・飲料農林・水産運輸マクロ・統計・その他経済社会・事件

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