フィリピン・エネルギー省は、再生可能エネルギー発電による電力を消費者に供給できる事業者を選定する「グリーン・エネルギー入札プログラム」の競争入札を公示した。国内の再生エネ開発にさらなる拍車が掛かると期待されている。
プログラムの第1段階として、同省のグリーン・エネルギー入札委員会が実施する。対象になるのはルソン、ビサヤ、ミンダナオの各地方の出力計200万キロワット分となる。
内訳は、ルソンが太陽光、風力、水力、バイオマス発電の計140万キロワット、ビサヤが水力を除く計40万キロワット、ミンダナオが風力を除く計20万キロワットとなる。いずれも風力が最大となる見通しで、全体の6割強を占める。
入札は当初、2021年6月に開始される予定だったが、新型コロナウイルス禍に伴う電力需要の変動を受けて延期されていた。
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