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ヤマト、地場EC物流企業に出資

ヤマトホールディングス(HD)は26日、電子商取引(EC)向け物流サービスを展開するシンガポールのアイストア・アイセンド(iStore iSend)に出資したと発表した。急拡大するアジアのEC市場で新たな価値の提供を目指す。

傘下の投資ファンド「クロネコ・イノベーション・ファンド」を通じて出資した。出資額、出資比率は非公表だ。同ファンドとして、公表している限りでは4件目の投資案件となる。

アイストア・アイセンドは、シンガポールを本拠にマレーシアやインドネシアなどでECサイトの構築、運営のほか、受注管理、倉庫作業、配送などを一括で提供するフルフィルメントサービスを手掛けている。30社以上の外資系日用消費財ブランドや、約300社のDtoC(自社が運営するECサイトで直販する業態)企業を顧客に持つ。

ヤマトHDの広報担当者によると、数あるフルフィルメントサービス企業の中でも、アイストア・アイセンドは自社開発したシステムでサービスを管理しており、販売データなどの情報力、データをオペレーションに生かす現場力、それらを統合して顧客企業の販売促進を支援できる提案力などが充実していることから、出資を決めたという。

現段階で具体的な協業プロジェクトなどの予定はないが、アジアのEC市場で新たな価値を提供するために、協力していく方針だ。

ヤマトHDは2020年4月、独立系ベンチャーキャピタル大手グローバル・ブレイン(東京都渋谷区)と共同でクロネコ・イノベーション・ファンドを立ち上げていた。ファンドの規模は50億円で、物流やサプライチェーン(調達・供給網)に変革を起こす技術・ビジネスモデルを有するスタートアップを投資対象としている。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 金融運輸IT・通信小売り・卸売り

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