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豪州、10年計画で重要資源の加工処理拡充へ

オーストラリアのモリソン首相は4日、レアアース(希土類)やリチウムなどを重要資源とし、国内での加工能力を高めるための10年計画を発表した。連邦政府は同計画を基に、13億豪ドル(約1,083億円)の基金を立ち上げ、レアアースなどを工業製品として利用可能にするための加工処理産業の育成を図る。オーストラリアはこれまで、原料生産が中心だった。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。

連邦政府はリチウムのほか、ニッケルやバナジウム、タングステン、コバルトなどを重要資源と考え、国内での加工を増やす方針。オーストラリアは多くの重要資源の原料を産出し、レアアース(希土類)生産企業ライナスなどが地場大手だが、他国企業が海外で加工を行い付加価値を付けて販売している場合もあり、重要な事業機会が失われていると問題になっていた。

連邦政府は10年計画「資源技術と重要資源加工のロードマップ」を通じて、政府と業界だけでなく、企業間の協働も推進して投資を刺激する。具体的には、オーストラリアで生産した炭酸リチウムを、蓄電池用の水酸化リチウムに加工する産業を発展させ、ニューサウスウェールズ州ハンター地域やクイーンズランド州中部、西オーストラリア州の経済を活性化することなどが検討されている。

企業は4日から、計画する重要資源プロジェクトの費用の最大50%について、100万~2,000万豪ドルの補助金を政府基金に申請することができる。

オーストラリアと米国は、レアアースなどの供給を中国に依存している状況を打開する必要があるとの考えで一致している。


関連国・地域: 中国オーストラリア米国
関連業種: 天然資源マクロ・統計・その他経済

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