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〔政治スポットライト〕豪がイスラエルとFTA、中国離れ加速へ

オーストラリア連邦政府が、イスラエルとの自由貿易協定(FTA)締結を計画していることが分かった。特にサイバーセキュリティー、国防、イノベーションなどイスラエルの得意分野に焦点を当てる。英国や欧州とのFTAを今年中に締結する目標を掲げる中、テハン貿易相はイスラエルとの交渉にすぐに着手できるよう向こう数カ月で事前準備を進めるという。早期締結を狙う背景には、中国との関係悪化がある。3日付地元各紙が伝えた。

テハン貿易相はイスラエルとの協定について、対象と範囲を決めるスコーピング作業を7月までに完了する予定だと説明。今年末までには、具体的な段階に進みたいとしている。

スコーピング作業は外務貿易省(DFAT)が進める予定で、その間に同時進行でテハン貿易相がオーストラリア・イスラエル商工会議所との協議を開始するという。テハン貿易相は「従来のFTAで対象とされる農業部門への市場アクセスについては間違いなく交渉の範囲」だとしながらも、「イノベーション分野などに新たな機会を模索したい」と述べた。

オーストラリアと中国の貿易摩擦は近年悪化の一途をたどっており、政府は中国依存を軽減するため市場の多様化を進めている。イスラエルとのFTAもその一環とみられている。

■ミャンマー政変、豪米が協議

ミャンマーで1日、国軍が政権を奪取したと宣言しクーデターを起こしたことを受け、オーストラリアのペイン外相は2日、米国のサリバン国家安全保障担当大統領補佐官と電話会議を行い、協調的対応について協議した。

バイデン米大統領がミャンマーへの制裁発動を警告する中、モリソン政権や西洋諸国は「動き方を間違えるとミャンマーの中国化を招く」と慎重な姿勢を見せている。

ミャンマーで事業を行うオーストラリア企業は現在防衛的な姿勢を取り、状況を注視しているようだ。


関連国・地域: 中国ミャンマーオーストラリア米国中東
関連業種: 農林・水産IT・通信マクロ・統計・その他経済政治

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