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島津製作所、PCR検出試薬キットを販売

島津製作所は、新型コロナウイルスのPCR検出試薬キットの海外販売を本格化する(同社提供)

島津製作所は、新型コロナウイルスのPCR検出試薬キットの海外販売を本格化する(同社提供)

島津製作所は21日、新型コロナウイルスのPCR検出試薬キットの海外販売を本格化すると発表した。シンガポール保健科学庁(HSA)から19日に販売の暫定承認を取得。シンガポールにあるアジア・オセアニア地域の統括会社、島津アジア・パシフィックを通じ、2月上旬から東南アジア向けに輸出する。

島津製作所の広報担当者によると、東南アジアではシンガポール以外にも複数の国で輸出に向けて交渉中という。販売価格は明らかにしていない。

同社は、昨年4月から研究用試薬として新型コロナの検出試薬キットを製造。同年9月に日本の厚生労働省から体外診断用医薬品として製造・販売承認を取得していた。従来のPCR検査は、検出時間が短い手法でも2時間以上かかっていたが、島津製作所の検出試薬キットを使えば約1時間に短縮できる。

海外向けではこのほか、米国で食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可の規定に基づき、臨床診断法のひとつである自家調整検査法(LDT)を前提にした販売を2020年9月から開始した。LDTは、試験薬会社や大学などの特定のラボで行われる検査。米国ではこのほか、空港の検疫所などにも販売している。

20年10月にはオーストリアで研究用試薬として販売。現在はフランスやクロアチアなど欧州各国への輸出準備を進めている。

今後は、検査試薬や関連装置の販売を通じ、日本国内外で新型コロナの感染拡大防止に貢献したい考えだ。検出試薬キットの海外向け生産量は、最大で月3,000キット(30万検査分)を想定している。


関連国・地域: シンガポール日本ASEAN
関連業種: 医療・医薬品

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