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テイクオフ:父が他界した後、実家の…

父が他界した後、実家の整理をしていると、30年前のオーストラリア留学時代の写真が出てきた。キャンパスで楽しそうに笑う自分と、その横でほほえむインドネシア人女性。彼女が天国に旅立ってから10年がたつ。慣れない外国生活をいつも支えてくれた年上の彼女は、母のような存在だった。留学を終えた後もずっと交流は続き、2人でインドネシア各地を旅行した。

突然の訃報を聞いたのは、バンコク駐在時。彼女と親交があったタイ人の学友に連絡を取ろうとしたが、居場所は分からずじまい。今回改めて消息を探ると、研究者として活躍していることが分かり、10年越しにやっと彼女の死を伝えることができた。

「これからは連絡を取り合おう」。彼とはそう約束したけれど、お互いもう50代後半。新型コロナウイルスが早く収束して、旧交を温める日が来ることを祈らずにはいられない。(夏)


関連国・地域: 日本
関連業種: 社会・事件

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