タイ・ホテル協会(THA)北部支部のライアット支部長は、チェンマイおよび北部8県のホテルの客室稼働率が11月に入り40%まで回復したと明らかにした。政府の国内旅行振興策と気温低下の相乗効果で観光客が増加しているもよう。ターン・セータキットの最新号が報じた。
7~10月は新型コロナウイルス感染症の流行の影響もあり15%程度にとどまっていたが、11月は北部観光が好まれる涼しい日が多く、観光客が増加した。観光客の集中する山間部のホテルの稼働率は60%に伸びているという。
タイ政府は7月に旅行費用の40%を補助する国内旅行振興策「ウィー・トラベル・トゥギャザー」を導入。来年1月末まで継続されることが決まったため、12月も引き続きホテルの稼働率が上昇すると見込む。航空燃料の物品税引き下げも決定しており、航空運賃の値下がりによる観光促進効果も期待できると述べた。
北部チェンマイ空港のマタヤン副ディレクターによると、同空港の現在の利用者数は1日当たり2万2,000人。コロナ流行前の4万人の50%以上に回復した。
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