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スーチー政権が継続、選管が単独過半数発表

8日に行われたミャンマーの総選挙で、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が率いる与党・国民民主連盟(NLD)が13日午前、連邦議会の上下両院で346議席を獲得し、過半数を確保した。ミャンマー選挙管理委員会(UEC)が発表した。総選挙での勝利を受けて、NLDは2021年以降の5年間も単独で政権を維持できることになった。

NLDの勝利を確信し、投票日当日から街に繰り出した支持者たち=8日、ヤンゴン(NNA)

NLDの勝利を確信し、投票日当日から街に繰り出した支持者たち=8日、ヤンゴン(NNA)

UECの開票速報によれば、NLDは下院で225議席、上院で121議席を獲得。NLDが目標としてきた、上下院を合わせた過半数ラインの322議席を超えた。定数664の連邦議会には、民選枠とは別に25%の国軍枠が存在。一部の選挙区では、治安上の理由で投票を実施しなかったため、過半数ラインは改選476議席の67.6%に相当する322議席となる。

議席が確定したのは上下院の改選議席の9割近くにあたり、うちNLDの獲得議席は84%を占める。これまでに、スー・チー氏やウィン・ミン大統領などの党幹部が相次ぎ当選を決めている。

NLDは12日午後、党独自の集計に基づき、過半数を大幅に上回る397議席の確保を発表。390議席を獲得した15年の前回総選挙を超える地滑り的勝利を予測している。

国軍系野党、連邦団結発展党(USDP)は、選挙プロセスで不正が横行したとして、総選挙のやり直しを求めているが、UECは11日、「根拠がない申し立てだ」として、訴えを却下する方針を示した。

NLDは前回総選挙での勝利を経て、16年に軍政の流れをくむUSDPから歴史的な政権交代を果たした。NLD政権下では、少数民族武装勢力との和平交渉が停滞し、前回総選挙でNLDを支持した地方の少数民族が反発。今回の選挙では票を減らすとの予測もあったが、NLDが大勝する勢いだ。

「NLD離れ」の受け皿になるとみられた少数民族政党各党は下院で26議席、上院で15議席と伸び悩んでいる。また、前政権の与党だった、第2党のUSDPはそれぞれ19議席、6議席の獲得にとどまっており、大幅に議席を減らす可能性がある。

1988年の民主化運動を担った活動家らが設立した人民党や、NLDを離党したテ・テ・カイン氏が立ち上げた国民先駆け党(PPP)といった民主化新党は、いまだ当選者はいない。前連邦下院議長のトゥラ・シュエ・マン氏が旗揚げした新党・連邦改善党(UBP)も、議席を獲得できていない。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: 政治

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