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「植物性卵」の米社、アジア初の工場開設へ

米イート・ジャストは代替卵商品「ジャスト・エッグ」を展開している(同社提供)

米イート・ジャストは代替卵商品「ジャスト・エッグ」を展開している(同社提供)

植物由来の代替食品を製造する米イート・ジャストは、シンガポールにアジア初の代替卵の製造工場を設置する。投資額は最大2,000万米ドル(約21億円)。世界3カ所目の生産拠点で、アジアで販路を拡大しているのに伴い、供給能力を拡充する。

20日に発表した声明によると、食品・農業分野に特化した投資機関プロテラ・インベストメント・パートナーズ・アジアなどから、最大1億米ドルの出資を受けることで合意した。調達した資金の一部をシンガポール工場に振り向ける。

シンガポール工場の設置については、経済開発庁(EDB)からも支援を受ける。持続可能な食料供給源の確保を進める同国政府と思惑が一致した。生産能力は数千トンの予定。工場の立地や完工時期など詳細は明らかにしていない。

代替卵商品「ジャスト・エッグ」を製造する。ジャスト・エッグは緑豆(リョクトウ、ムング豆)を主原料とする代替食品。卵液のような液体タイプをボトル詰めしたものと、トースターなどで焼くタイプの商品を展開している。

含有するタンパク質の量は鶏卵と同程度で、コレステロールは含まない。卵アレルギーのある人でも食べられるという。鶏卵の生産に比べ、水の使用量、二酸化炭素(CO2)の排出量、土地の利用面積を大幅に削減できる。

シンガポール子会社のイート・ジャスト・アジアが、アジアにおける代替卵商品の製造、販売を手掛ける。既に韓国、タイ、中国で販売パートナーがいる。

イート・ジャストは現在、北米、ドイツに生産拠点を持つ。これまでに鶏卵に換算して6,000万個分以上の代替卵を販売。水を22億ガロン、CO2を8.7トン、土地を140万平方メートル、それぞれ節減したという。

イート・ジャストとプロテラは、代替卵の製造だけでなく、培養肉(動物の幹細胞から筋繊維を培養して作る代替肉)にも可能性を感じており、同分野でも協業を進める。


関連国・地域: シンガポール米国
関連業種: 食品・飲料農林・水産建設・不動産

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