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再生エネ発電が4分の1に、石炭は過去最低

オーストラリアの全国エネルギー・マーケット(NEM)が即時データを共有するプラットフォーム、オープンNEM(OpenNEM)によると、第3四半期(7~9月)の発電量の4分の1以上が、再生可能エネルギーによるものだった。一方、石炭による発電は9月に過去最低水準となったことが分かった。また、新型コロナウイルスの感染流行の影響による需要減とガス価格の下落で、卸売電力価格は下落している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。

同期の卸売電力価格はタスマニア州以外で40~50%下落した。OpenNEMプロジェクトを主導するメルボルン大のマコネル教授は、特に太陽光発電が多いクイーンズランド州では、日中の電気料金は平均1メガワット時当たり最大15豪ドル(約1,134円)と非常に低く、新規の太陽光や石炭火電開発への投資は妥当性に欠けると指摘している。

また、新型コロナを背景とする原油価格の暴落に伴い、ガスのスポット価格は以前の1ギガジュール(GJ)当たり8~9豪ドル水準から同3~4豪ドルまで下がっており、電力価格を引き下げている。ガスによる発電は全発電量の8%と、前年同期比18%減少した。

同期の再生可能エネルギーによる発電は26%。このうち水力発電を除く全てで前期比2桁増だった。石炭による発電は65.5%と最も多いものの、9月は過去最低水準となった。

一方で、小売電力価格は下がっておらず、卸売価格と小売価格を連動させるための政府介入が機能していないことも示唆している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 電機天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済社会・事件

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