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コロナ追跡端末の一般配布開始、義務化視野

新型コロナウイルス感染者の接触者追跡端末「TTトークン」の表と裏(SNDGG=スマート国家・電子政府グループ=提供)

新型コロナウイルス感染者の接触者追跡端末「TTトークン」の表と裏(SNDGG=スマート国家・電子政府グループ=提供)

シンガポール政府は14日から、新型コロナウイルス感染者の接触者追跡アプリ「トレーストゥギャザー(TT)」を搭載した端末「TTトークン」の一般配布を開始する。社会・経済活動の制限緩和を進める中、接触者追跡の精度を高め、市中感染のリスクを低減するのが狙いだ。TTの利用義務化も視野に入れている。

まず中心部ジャラン・べサールとタンジョン・パガー地区の住民に無料でTTトークンを配布する。順次、全国の地区に拡大し、11月までに配布を終了したい考えだ。

TTアプリを自身のスマートフォンで利用することに抵抗がある人など、希望者全員に配布する。6月末には、スマホを持たない全国の高齢者1万人にTTトークンを配布していた。

イベント会場などでTTアプリと訪問者登録システム「セーフエントリー」を組み合わせた「TTオンリー・セーフエントリー」も試験導入する。最大250人のイベント実施を承認する政府の方針に沿った感染対策となる。

市民が特定の場所を訪問する際に、セーフエントリーで個人情報を登録するだけでなく、TTアプリをインストールしたスマホあるいはTTトークンを携行することで、訪問先での細かい接触履歴を残すことが狙い。大型イベントなどの会場における、接触者追跡に役立つとみている。

既に8月からTTオンリー・セーフエントリーの試験運用を開始した。今後さらに、多くの場所で運用する。同制度の導入を公表したビビアン・バラクリシュナン外相は9日夜の会見で「現段階ではTTの利用は義務ではない」と説明した。

■訪問履歴のセルフチェック可能に

政府は10日から、市民がセーフエントリーの履歴を自分で確認できるセルフチェックサービスと、濃厚接触者に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使って通知するサービスの提供を開始する。

セルフチェックは、スマホのTTアプリ、電子行政サービスの共通IDナンバーシステム「シングパス」のスマホアプリ「シングパス・モバイル」、専用ウェブサイトで行える。自身の訪問履歴と、感染者の最近の訪問場所を確認できる。

SMSサービスでは、新規感染者と濃厚接触の疑いがある人に対して、政府からSMSでその旨を通知する。セーフエントリーで集めたデータに基づいて、ごく少数を対象にするという。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: 医療・医薬品IT・通信マクロ・統計・その他経済社会・事件

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