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富士通、サービスビジネスへの移行を加速

富士通のタイ法人、富士通タイランド(FTH)は27日、2020年度(20年4月~21年3月)の事業計画を明らかにした。デジタル・トランスフォーメンション(DX)を軸に、製品ビジネスから企業向けITサービスを中心としたビジネスへのシフトを加速させる方針だ。

三浦俊郎社長は、新型コロナウイルスの影響で、企業を取り巻く環境が大きく変化していると指摘。同社にとっても営業訪問ができないなどの影響が出ている半面、顧客企業による「新常態」に対応するためのデジタル化の推進の動きが、FTHにとってのビジネス機会の拡大につながっているという。

一方で、タイ国内の競争は激しさを増しており、従来の製品ビジネスでは他社との差別化が難しく、顧客ニーズに対応した質の高いデジタルサービスを中心としたビジネスへの移行が不可欠との考えを強調した。限られた資源で、戦略的な成長を図るため、既存顧客の日系企業に加え、タイを代表する大手企業の新規顧客を重視する方針を示した。

また、デジタル化に関して、顧客の見本的立場となるべく、FTHが率先して自らのデジタル化を進めると強調。オフィスへの出社率を25%としている日本の本社並みのリモートワークの実現を目指すという。

デジタル・ソリューションズ・グループの責任者を務めるポンチャイ氏は、FTHが注力するデジタルサービスとして、◇スマート工場(生産工程のデジタル化)◇データ分析◇ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA、ロボットによる業務自動化)◇スマート・オフィス(デジタル化によるリモートワーク支援)を挙げた。

■本年度売上高、プラス成長見込む

FTHの19年度の売上高は38億1,400万バーツ(約130億円)だった。前年度比17.9%増で、12年度以来の2桁増収。企業の積極的なデジタル投資が追い風となったという。

顧客構成は、18年度に日系が66%、非日系が34%だったのに対し、19年度には59%、非日系が41%となった。非日系が占める割合は年を追うごとに拡大している。三浦社長は、その理由として「富士通に対する非日系企業の信頼度が高まっている」「高品質のサービスを求める非日系企業が増えている」の2点を挙げた。

三浦氏は、20年度の売上高について、新型コロナの影響で前年度に比べて伸びは鈍化するものの、過去5年の成長ペースは維持できるとの見通しを示した。

昨年度に続き今回が2回目となるFTHの事業計画の発表だが、新型コロナの感染予防のため、今回はオンラインで開催した。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: IT・通信

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