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投資テマセク、コロナで純資産4年ぶり減少

テマセクの20年3月末時点の純資産総額は4年ぶりに減少した(同社提供)

テマセクの20年3月末時点の純資産総額は4年ぶりに減少した(同社提供)

シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングス(HD)の2020年3月末時点の純資産総額は、前年同月末比2%減の3,060億Sドル(約23兆6,050億円)となり、4年ぶりに前年を下回った。新型コロナウイルス感染症の影響による世界的な株安が響いた。

同社が21日に公表した20年3月期決算(監査前、速報値)の声明によると、純資産は、新型コロナの影響を受ける以前の第3四半期(19年10~12月)までは安定的に増加基調にあった。

株主総利回り(TSR)は、1年の利回りがシンガポールドル建てでマイナス2.3%。16年3月末以来、4年ぶりにマイナスに転じた。1974年の創設以来でみたTSRの利回りは年14%。20年間では同6%、10年間では5%となっている。

同社は1年の利回りがマイナスに転じたことについて、「米MSCIが算出する株価指数と比較して堅調」と説明した。MSCIシンガポール指数はマイナス18.3%、MSCI指数はマイナス5.8%と、テマセクのTSRよりマイナス幅が大きかった。

テマセク・インターナショナルのディルハン・ピレイ最高経営責任者(CEO)は「地政学的リスクや貿易摩擦が既に問題となっていた中に新型コロナが加わり、長期投資の展望は不透明さを増している。こうした中でも、レジリエンス(逆境から立ち直る力)のある結果を示せた」とし、今期の業績に一定の満足感を示した。

テマセクは毎年7月に、前年度の決算発表と今後の投資方針を発表しているが、今年はコロナ禍で2カ月の遅れが生じている。監査を実施した最終決算は9月に改めて公表する。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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