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ボーダフォン、昨年度は1兆円の赤字

インドの通信大手ボーダフォン・アイデアが6月30日に発表した2019/20年度(19年4月~20年3月)の連結決算は、純損益が7,387億8,100万ルピー(約1兆630億円)の赤字だった。通信当局への調整済み総収入(AGR)をめぐる未払い金の支払いで、2,751億4,300万ルピーの特別支出を計上したことなどが影響。PTI通信によると、インド企業が出した過去最高の純損失となった。

赤字は2期連続。赤字額は前年度の1,460億3,900万ルピーの5倍に膨れ上がった。特別支出は「1回限りの周波数帯料(OTSC)」の支払い関連や減価償却・減損の引当金などでもかさみ、AGRの支出を含めて計3,835億5,700万ルピーを計上した。

売上高は、前年度比21.2%増の4,495億7,500万ルピーだった。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は1,491億ルピー。

3月末時点での総負債(リース債務除く)は1兆1,500億ルピー。政府に対する電波利用料の未払い金、8,765億ルピーが含まれている。

昨年度の設備投資額は1,013億ルピーだった。

ラビンデル・タッカル社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「われわれは高速ネットワークの統合と第4世代(4G)移動通信システムのサービスエリア拡大に注力しており、顧客体験は改善し続けている」とコメント。今年1~3月の4Gのダウンロード速度は、北部デリーや西部ムンバイ、東部コルカタなどで業界最速だったという。AGR問題については、次回は7月に最高裁判所で公聴会が開かれる予定であると明らかにし、引き続き政府に救済を求めていくと強調した。


関連国・地域: インド
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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