フィリピンの財閥大手アヤラ・コーポレーション系のバイオマス発電会社バイオパワー・グループは、ネグロス島のバイオマス発電事業を拡大する。新たに3カ所の用地に出力計20万キロワット(kW)分を建設する計画だ。30日付マニラスタンダードが伝えた。
ドン・マリオ・ディア取締役によると、拡張のため新設するプラントの出力は各2万~3万kWを想定。1プラント当たりの建設費は30億~40億ペソ(約64億~85億円)となる見込みだ。
バイオパワーは2019年、ネグロス島で160億ペソを投じ、サトウキビの絞りかすを利用する3つのバイオマス発電プラントを開設した。合計出力は7万kW。
既存のプラントはバイオマス発電の固定価格買い取り制度(FIT)の適用をエネルギー省に申請中。拡張はFIT適用が認められることが前提となる。
バイオパワーはアヤラ系発電会社ACエナジー傘下のバイオマスエネルギー企業、ネグロス・アイランド・バイオマス・ホールディングス(NIBH)の子会社。
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