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東南アのホワイトカラー求人、3カ国で減少

人材紹介大手のJACリクルートメント(東京都千代田区)が発表した2019年10~12月期のホワイトカラー人材紹介市場の動向に関するリポートで、東南アジア5カ国の求人数は3カ国で前年同期から減少した。前期比では、ベトナムを除く4カ国で減少となった。

前年同期比で最も下落幅が大きかったのはシンガポールで、21%減少した。世界経済の低迷に伴い、国内経済が減速したことが背景にある。

ただ前期比では3%減にとどまった。デジタルトランスフォーメーションが進んでいることを背景に、IT関連のプロジェクトマネジャー、開発エンジニア、営業、システムエンジニアなどの需要が依然として高いという。管理職、管理部門での採用ニーズも高い状態が続いている。

タイは前年同期比19%減だった。景気悪化の影響で求人数は前期比でも減少しており、特に自動車業界で採用を控える動きが続いている。一方、空調、ITなどは採用が活発という。

マレーシアは前年同期比3%減少した。日系企業の求人数が12%減少し、外資系や現地企業の採用増加を打ち消した。日系企業では、製造、電気・電子、家電業界で求人が減少した一方、製薬、医療機器、化学、ITは採用が旺盛だった。

ベトナムは前年同期比65%増加した。IT、スマートフォン向けアプリやゲーム開発企業で採用が増加しているほか、米中貿易摩擦の恩恵で中国からベトナムに工場を移転する企業が増え、縫製関連の人材ニーズが高いという。内需市場の拡大を受けて、現地マーケットを開拓できる営業の管理職人材の需要も高まっている。

インドネシアは23%増加した。前期比ではやや減少したものの、インフラ、消費財、モノのインターネット(IoT)関連で日系企業の採用が活発だった。

求職者の動きは、5カ国全てで停滞した。インドネシアを除く4カ国では、年末年始や春節(旧正月)などの賞与支給時期を前に、転職活動を控える人が多かった。旧正月休暇が明ける2月以降、転職活動が活発化する見通しだ。


関連国・地域: タイベトナムマレーシアシンガポールインドネシア
関連業種: 自動車・二輪車食品・飲料IT・通信マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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