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財相、保険各社と山火事補償の緊急会議招集

オーストラリアのフライデンバーグ財務相はきょう7日、山火事の被害が拡大していることを受け、国内保険各社やオーストラリア金融監督庁(APRA)などの幹部らとの緊急会議を行うもようだ。現在5,850件となっている保険金請求件数は今後も増加見込みで、迅速な補償手続きを各社に要請したい考えだ。6日付地元各紙が伝えた。

5日までの保険金請求の対象資産は総額約3億7,500万豪ドル(約281億円)で、87%がニューサウスウェールズ州、4%がビクトリア(VIC)州、6%が南オーストラリア(SA)州、3%がクイーンズランド州の資産。消火活動は続いており、実際の被害額はこれを大きく上回る見込みだ。オーストラリア保険カウンシル(ICA)は、被害地域の5軒に4軒は、保険範囲が実際の資産額を下回るか、保険が掛けられていないとしている。

保険大手インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)は、昨年9月以来の山火事関連の保険金請求件数は2,800件に上り、補償総額は1億6,000万豪ドルとしている。

フライデンバーグ財務相は、会議の焦点は被害者への迅速な対応とした上で、連邦政府も支援を検討する考えを示した。一方、ある保険会社の代表者は、「なぜ急に保険各社の災害対策の評価を行う必要があるのか」とし、政府の意図に疑問を呈している。

これまでの山火事被害では、2003年のキャンベラの山火事の補償総額が8億4,000万豪ドル、VIC州で200人の死者を出した09年の「ブラックサタデー」が17億豪ドル、1983年のSA州の「アッシュウェンズデー」が25億豪ドルとなっている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融政治社会・事件

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