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〔ポッサムのつぶやき〕豪NZ生徒の学力低下、数学が顕著

オーストラリアの生徒の学力が、「数学」「読解」「科学」の3項目ですべて過去最低を記録したことが、昨年行われた経済開発協力機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)の結果で分かった。特に数学の学力低下が顕著に表れ、PISAが開始されてから初めてOECD加盟国の平均学力より低い結果となった。ニュージーランド(NZ)は3項目とも学力が低下、OECD加盟国の平均値と同等にとどまった。

世界の15歳(9年生)の生徒を対象に実施されたPISAの結果によると、OECD加盟79カ国・地域内でオーストラリアは、読解が16位、科学が17位、数学が29位だった。オーストラリアより学力が高かったOECD加盟先進国は、米国や日本、英国、ドイツ、フランスなどだ。

PISAを受けたオーストラリアの学生らは、3項目すべてで2位だったシンガポールに比べて、数学は3年、科学は1年9カ月、読解は1年3カ月遅れていることが分かった。

また2000年初頭にPISAを受けた15歳の学生に比べて、約1年学力が遅れている。3項目で最も学力低下が顕著だった数学は、国内全州で低下が見られた。特に顕著だったのが、南オーストラリア州とニューサウスウェールズ州、タスマニア州、西オーストラリア州、首都圏特別区(ACT)だった。

PISAの全国プロジェクトマネジャーのスー・トンプソン氏は、「国内の生徒の学力は2000年以来、3項目すべてで低下し続けている。いまだに改善が見られていない」と、政府の教育政策への投資が足りないと非難した。

■NZ、順位上がるも学力低下

NZの結果は、読解が12位、科学が12位、数学が27位だった。世界ランキングの順位が昨年に比べて上がったが、3項目の学力は落ちている。特に貧富の格差により学力に差が生じた。政府は、先住民マオリや太平洋島しょ部出身の学生らが、自分のルーツに自信を持てるようにすることが大事とした。


関連国・地域: オーストラリアニュージーランド
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

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