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非住宅建設、来年もブーム継続予想

オーストラリアの建設業界では、住宅やインフラ建設が落ち込む中、オフィスビルや倉庫などの商業施設建設のブームが来年も続く見通しだ。ただ、2016年に始まった非住宅分野の建設ブームは来年までで、それ以降は減速が予想されている。27日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

建設業界専門の調査会社マクロモニターの見通し報告書によれば、オフィスビルや倉庫、学校、病院、ホテル・レジャー施設といった非住宅分野の建設事業への投資額は、来年6月までの1年間に最大473億豪ドル(約3兆5,027億円)となり、前年の433億豪ドルを上回る見通し。シドニーとメルボルンを中心に、クイーンズランド州や西オーストラリア州、南オーストラリア州、タスマニア州にもブームが拡大すると予想された。

同社のハッチャー部長は、「建設業界は過去3~4年間、住宅ブームと非住宅部門の伸び、輸送インフラ投資、再生可能エネルギー分野での建設事業という4つの柱で支えられてきたが、住宅建設が急減し、再生可能エネルギー分野の建設事業も落ち込みが見込まれるほか、インフラ投資も予想以上に減速している」と述べ、非住宅分野が来年も好調を維持することは業界にとって朗報だと話した。

ただ、非住宅分野の建設プロジェクトが完了して新たなオフィスビルや倉庫への入居が進めば、経済成長が伸び悩むとの見通しも相まって、非住宅分野の建設ブームは来年以降、終息するとみられている。印紙税収入などの政府の歳入が減少すれば、医療・教育関連施設、刑務所や消防署、裁判所といった社会インフラへの支出が抑制され、再来年からの3年間に同分野への支出は約14%落ち込むと予想されている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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