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10月の輸出4.5%減、3カ月連続マイナス

タイ商務省が21日発表した2019年10月の貿易統計(速報値)によると、輸出額は前年同月比4.5%減の207億5,800万米ドル(約2兆2,540億円)で、3カ月連続で縮小した。輸入額は7.6%減の202億5,100万米ドルで、収支は5億700万米ドルの黒字だった。1~10月の輸出額は前年同期比2.4%減の2,073億3,000万米ドル。

品目別の輸出額は、輸出全体の8割を占める「主要工業製品」が前年同月比2.6%減の165億8,500万米ドル。このうち、「電子製品・部品」が1.7%減の31億9,200万米ドル、「車両・部品」は0.1%増の30億5,400万米ドルだった。「農産物・加工品」は、4.3%減の34億3,700万米ドル。内訳は「食品」が5.3%増の19億600万米ドルだった一方、「コメ」「天然ゴム」「キャッサバ」は2桁減少した。

国・地域別の輸出は、主要輸出先では米国が4.8%増の26億米ドル、日本が0.5%増の22億3,700万米ドルでプラス。一方、中国は4.2%減の25億5,600万米ドル、東南アジア諸国連合(ASEAN)は9.3%減の56億3,300万米ドルと落ち込んだ。

商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のピムチャノック事務局長は、記者会見で今後の見通しについて、ベース効果を考慮すると12月に上向くと予想され、第4四半期(10~12月)の輸出額は0.1%増となると予測。19年通年では1.5~2%のマイナスになり、4年ぶりに前年割れとなる見通し。

ピムチャノック氏は来年の輸出額は、今年の見込み比で2%伸びると予想。輸出型企業が米中貿易摩擦へ対応してきているためだとした上で、バーツ高がこれ以上進行しないことが前提だと述べた。また環太平洋連携協定(CPTPP、通称TPP11)については、来年以降の加盟に向けて協議中で、欧州連合(EU)や英国との自由貿易協定(FTA)交渉も進める考えを改めて示した。

1~10月の輸出額は、「主要工業製品」が前年同期比1.4%減の1,658億9,500万米ドル、「農産物・加工品」は2.4%減の339億6,800万米ドル。輸入額は4.1%減の1,994億4,200万米ドルで、収支は78億8,800万米ドルの黒字だった。


関連国・地域: タイ
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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