NNA ASIA

社会混乱、7割が業務に影響

NNA調査、事業撤退へ懸念も

香港域内に拠点を置く日系企業などのうち、「逃亡犯条例」改正案を発端にした社会混乱で業務に影響が出ている企業が全体の7割超に上ることがNNAの調査で分かった。抗議デモが本格化した直後の6月末に実施した前回調査と比べておよそ6割拡大した。交通妨害により社員の出退勤に支障が出ている企業が多数あった。デモ隊と警官隊との衝突が激化する中、駐在員家族の帰国を実施または検討しているとの回答も3割を超えた。事態がさらに悪化すれば、香港事業の縮小や撤退を検討する可能性があるとの声も上がった。