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テイクオフ:「俺が話をつけてやるか…

「俺が話をつけてやるから電話を貸せ」。出張先のカンボジアで、ある工場にアポなし取材を打診しようか迷っていた時だ。突如タクシー運転手の手が伸びてきて、おもむろにスマートフォンを取り上げられた。こちらがあぜんとしている間に、もう電話をかけている。

応答した相手は外国人だったようだが、運転手は全く気にせず、クメール語なまりの英語でまくしたてる。その勢いで相手を圧倒したのか、ものの数分でアポ取りに成功。「よし行くぞ」とアクセルを踏み込んだ。

彼のおかげで、無事に取材は完了。去り際に「次も俺が交渉してやるよ」と笑顔で連絡先を渡してきた。タイに暮らして数年経つが、こんなバイタリティーのある運転手には会ったことはない。隣国といえども、人の性質は大きく異なるのか。カンボジア人のポテンシャルの高さを感じずにはいられなかった。(志)


関連国・地域: タイカンボジア
関連業種: 社会・事件

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