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豪政府、水素プロジェクトへの支援拡大

連邦政府のオーストラリア再生エネルギー庁(AREA)は3日、西オーストラリア州拠点の新興企業、ヘイザー・グループが計画する水素生産プロジェクトに940万豪ドル(約6億7,300万円)を投じると発表した。AREAは先月末にも、ほかの水素プロジェクトへの資金提供を決めており、政府は国内の水素産業の構築に力を入れ始めている。4日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

ヘイザーが計画する水素プロジェクトは、下水処理場で発生するバイオガスを使って年間100トンの水素を生産する実証プラントを建設するというもの。

AREAはほかにも、産業ガス・設備会社BOCの水素プロジェクトに対して資金の一部を提供する。BOCはブリスベン近くに310万豪ドルを投じて工場を開設し、年間3万キログラムの水素ガスを生産する。生産した水素ガスは、クイーンズランド州政府が試験導入を決めている水素車に使用される見通しだ。

ヘイザーのワード最高経営責任者(CEO)はAREAからの資金提供について、「研究開発の段階から技術の商業化に向かうこうしたプロジェクトは、AREAからの援助がなければ実施は非常に困難。わが社のような規模の小さい企業が、こうした新技術のために民間から資金を集めるとなると、必要となる金額は倍に膨らんでいただろう」と話した。

政府は現在、日本や韓国向けの水素輸出の可能性を視野に水素産業の構築に目を向けているが、輸出市場ではノルウェーやサウジアラビア、カタール、チリとの競争もあり、国内の水素産業を活発化させる政策が重要になるとみられている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 自動車・二輪車天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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