シェア自転車や鉄道など複数の移動手段の経路検索・予約・決済を一つのサービスとして捉える「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」。携帯電話やインターネット料金のような定額制(サブスクリプション)を人の移動にも適用させ、公共交通機関の利用を促すサービスによって、自家用車を持たなくても市内の移動を快適にする環境を整える。この概念を2016年にフィンランド首都ヘルシンキで事業化したMaaSグローバルは、日本とシンガポールでサービスを開始する計画だ。同社のサンポ・ヒエタネン社長に聞いた。【取材・写真=遠藤堂太】