フィリピン財務省は16日、政府の電力部門資産負債管理会社(PSALM)が、企業14社に対して未払い電力料金を請求したと明らかにした。未払い総額は19億3,100万ペソ(約40億8,000万円)。17日付スターなどが伝えた。
今回の請求は最後通告に当たるもので、支払い期限は請求書を受け取ってから10日間。財務省とPSALMは支払いに応じない企業には法的措置を講じると警告した。
PSALMのアイリーン・ベシド・ガルシア社長は「これら企業は長年にわたり、電力公社(NPC)やPSALMによる未払い金の回収努力から逃げてきた」と批判。「ドゥテルテ政権に聖域はなく、未払い金が支払われなければ、企業とその責任者をちゅうちょなく告発する」と警告した。
請求を受けた企業のうち、ポリエチレンプラントのNPCアライアンス・コープ(バターン州)の未払い金は、10年間で6億1,100万ペソに達する。以下、製糖業者カンルバン・シュガー・エステーツ(ラグナ州)が5億1,800万ペソ、アブラ・エレクトリック・コーポレーティブが5億500万ペソと続いた。
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