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中国とベラルーシ、第三国協力で日本に期待

ベラルーシに日本企業を誘致するセミナーがこのほど、東京都内で開催された。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」事業の一環として首都ミンスク近郊に建設された「グレート・ストーン工業団地」幹部のほか、ベラルーシと中国官民の代表も登壇。昨年10月に北京で開催された「日中第三国市場協力フォーラム」でスタートした日中企業連携による第三国市場としての位置づけを狙うベラルーシと中国側の意向が鮮明に示された。

グレート・ストーン工業団地のヤロシェンコ社長=5月28日、東京(NNA撮影)

グレート・ストーン工業団地のヤロシェンコ社長=5月28日、東京(NNA撮影)

ベラルーシは東にロシア、西にポーランドと国境を接する人口950万人の国。中国合弁のグレート・ストーン工業団地には44社が進出。中国通信設備・機器大手の中興通訊(ZTE)をはじめ入居企業の過半は中国企業だ。中国商務省の羅暁梅参事官は「グレート・ストーン工業団地は日中第三国協力のプラットフォームになれるのではないか」と講演で切り出した。産業協力や第5世代(5G)移動通信システム、ビッグデータの分野で日中が協力することで、ベラルーシや(欧州や旧ソ連を含む)ユーラシアが共同発展できるとコメント。来日したキリル・ルディ駐中国ベラルーシ大使も、日中連携によるベラルーシへの投資に期待を込めた。

グレート・ストーン工業団地のアレクサンドル・ヤロシェンコ社長は、同団地について、「ドイツ首都ベルリンとロシア首都モスクワを結ぶ横断道路にもリンクしているほか、中国の経済特区制度から学んだ運営を行っている」と立地や運営の良さを強調。投資などに関するワンストップ手続きサービスも今年9月から開始すると語った。また、日本企業も中国企業並みの優遇恩典が受けられることを約束した。

セミナーはロシアNIS貿易会、海外投融資情報財団などが主催した。

グレート・ストーン工業団地の入居企業リスト=同団地プレゼン資料

グレート・ストーン工業団地の入居企業リスト=同団地プレゼン資料


関連国・地域: 中国日本ロシア欧州
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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